反共産主義シリーズ㉙[ファシストの真の正体 — 強欲な自己愛モンスターが民主社会を喰い尽くすとき①]
反共産主義シリーズ㉙[ファシストの真の正体 — 強欲な自己愛モンスターが民主社会を喰い尽くすとき①]
この記事の英語翻訳版は「Anti-Communism Series㉙[The True Identity of the Fascist — The Greedy Narcissistic Monster Devours Democratic Society①]」です。
2026年3月15日現在、日本はまだ日本国憲法で表現の自由が保障されています。しかし、2026年2月8日に自民党が不正選挙で大勝をしたことによって、急速に改憲や「スパイ防止法の制定」や「国家情報局(現代の特高警察)の設立」など国民弾圧がエスカレートしており、政権批判や米国や政府に不都合な情報を発信するX(Twitter)のアカウントが次々と凍結され始めており、いつ情報統制や弾圧や迫害が始まってもおかしくありません。そして、2026年2月28日にイスラエル🇮🇱とアメリカ🇺🇸がイラン🇮🇷に攻撃を仕掛けて戦争が始まり、2026年3月12日に「国家情報局(現代の特高警察)の設立」が閣議決定されたり、2026年3月12日議員をスパイ呼ばわりしたり、予算を強行採決したり、アメリカ🇺🇸とイスラエル🇮🇱の敗北が明らかになるにつれて、急速に情報統制や検閲強化や国民弾圧の動きが加速しています。もはや、情報統制や検閲強化や国民弾圧は時間の問題だと思われます。もし重要だと感じられましたら、このsubstackのページも保存して残しておかれることをオススメします。
・なぜ、ファシズムが吹き荒れているのか?
・なぜ、中国🇨🇳敵視を撤回できないのか?
・なぜ、日本が右傾化してしまったのか?
・誰が高市を強固に支持しているのか?
・大日本帝国🎌を復活させようとしているのは誰なのか?
・ファシズムの真の元凶は誰なのか?
・政治家やはなぜ「スパイ防止法」や「国家情報局(現代の特高警察)」が欲しいのか?それらの謎を解き明かしていくシリーズが「反共産主義シリーズ」です。驚くべきことに、誰もが知っているイジメの心理やメカニズムがファシズムの基本になります。
現在、西側諸国🇺🇸🇪🇺🇯🇵では、ファシズムが蔓延してますが、よく観察すると、自然発生的にファシズムが蔓延したのではなく、諜報機関やシオニスト🇮🇱や反共産主義者など、ある種の人たちが意図的に、人工的にファシズムを生み出していることが見えてきます。
そこで、今回はこれまでの総括として、100年前のオルテガの「大衆の反逆」や最新の心理学などの情報も踏まえて、ファシストの真の正体と、どのような人たちがどのような心理や意図でファシズムを拡大しているのか?仮説も踏まえて大胆に描いて解説してみました。
多少説明が重複したり、冗長的になっているところもありますが、事実に基づいて、今までの通説とは異なるその概要を描いてみました。驚く内容も多いかもしれませんが、ご意見やご感想をお聞かせ頂ければ幸いです。また、この狂った世界が変わるよう対抗策や対抗技術が生まれることを切に願います。
※注意🚨
敗戦色が濃くなり、既に世界的に大規模な検閲や情報統制が始まっているのはご存知だと思います。もし、奇妙なリンク切れやアクセス妨害や回線切断などがありましたら、諜報機関の妨害工作の可能性もありますので、お気をつけください。
シリーズの記事一覧です。
英語版のまとめはこちらです。
Anti-Communism Series Summary(EnglishVer.)
より詳しい内容を知りたい場合は、各ページの詳細な説明をご覧ください。
反共産主義シリーズ
反共産主義シリーズ②[政府や企業の隠蔽工作を請け負うビジネス]
反共産主義シリーズ⑥[金と保身に支配されて変われない日本の有権者たち🇯🇵]
反共産主義シリーズ⑦[外国人排斥をしている人たちの本音と本性]
反共産主義シリーズ⑧[ベネズエラ🇻🇪とイラン🇮🇷に戦争を仕掛ける恐るべき真相]
反共産主義シリーズ⑨[反社とイスラエル🇮🇱の恐るべきハイテク兵器]
反共産主義シリーズ⑩[民主主義を破壊するICEの人狩りアプリの詳細]
反共産主義シリーズ⑪[”予測警察”と”脅威スコア”による善悪逆転のクーデター]
反共産主義シリーズ⑫[巨大な反共産主義ネットワークとその”起源”]
反共産主義シリーズ⑮[“戦争放棄→戦争する国”に変えた監視と恐怖の支配メカニズム]
反共産主義シリーズ⑯[巧妙でバレにくい凶悪犯罪の増加と阻止できない無能な日本の左翼の大問題]
反共産主義シリーズ⑰[“陰謀論”や”被害妄想”と言うレッテル貼りによる真実の隠蔽技術]
反共産主義シリーズ⑱[究極の監視技術:”人間をハッキングする”]
反共産主義シリーズ⑲[スマートダスト:全人類を支配する目に見えないナノ監視兵器]
反共産主義シリーズ⑳[盲点になっている5G・6Gの全方位監視ネットワーク]
反共産主義シリーズ㉑[監視やスパイだらけになるとどんな社会になるか?]
反共産主義シリーズ㉒[12.3韓国クーデター事件簿①:秒読みに入った日本の反社カルト⛩🏺のクーデター]
反共産主義シリーズ㉓[12.3韓国クーデター事件簿②:秒読みに入った日本の反社カルト⛩🏺のクーデター]
反共産主義シリーズ㉔[12.3韓国クーデター事件簿③:秒読みに入った日本の反社カルト⛩🏺のクーデター]
反共産主義シリーズ㉕[12.3韓国クーデター事件簿④:秒読みに入った日本の反社カルト⛩🏺のクーデター]
反共産主義シリーズ㉖[12.3韓国クーデター事件簿⑤:反社カルト⛩🏺の洗脳教育”コリアン・ユーゲント事件”]
反共産主義シリーズ㉗[12.3韓国クーデター事件簿⑥:反社カルト⛩🏺の洗脳教育”コリアン・ユーゲント事件”]
反共産主義シリーズ㉘[12.3韓国クーデター事件簿⑦:反社カルト⛩🏺の洗脳教育”コリアン・ユーゲント事件”]
反共産主義シリーズ㉙[ファシストの真の正体 — 強欲な自己愛モンスターが民主社会を喰い尽くすとき①]
反共産主義シリーズ㉚[ファシストの真の正体 — 強欲な自己愛モンスターが民主社会を喰い尽くすとき②]
反共産主義シリーズ㉛[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART①]
反共産主義シリーズ㉜[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART②]
反共産主義シリーズ㉝[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART③]
反共産主義シリーズ㉞[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART④]
反共産主義シリーズ㉟[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART⑤]
反共産主義シリーズ㊱[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART⑥]
反共産主義シリーズ㊲[イラン戦争🇮🇷の真実PART⑦:邪悪な帝国主義者たち🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の真の世界支配計画?]
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【現代社会構造の新教科書】事実に基づくエプスタイン階級の世界征服の仕組み②[反共産主義シリーズ㊴]
【現代社会構造の新教科書】事実に基づくエプスタイン階級の世界征服の仕組み③[反共産主義シリーズ㊵]
【現代社会構造の新教科書】事実に基づくエプスタイン階級の世界征服の仕組み④[反共産主義シリーズ㊶]
【現代社会構造の新教科書】事実に基づくエプスタイン階級の世界征服の仕組み⑤[反共産主義シリーズ㊷]
【現代社会構造の新教科書】事実に基づくエプスタイン階級の世界征服の仕組み⑥[反共産主義シリーズ㊸]
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【現代社会構造の新教科書】”嘘つきで話の通じない人”は”カルト信者”ではなく駒だった[反共産主義シリーズ㊼]
【現代社会構造の新教科書】”進歩や科学”に見せかけたファシズムの兵器[反共産主義シリーズ㊽]
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【現代社会構造の新教科書】見えない檻に収監されるハッキングされた人類――エプスタイン階級の究極の支配技術[反共産主義シリーズ㊿]
【現代社会構造の新教科書】西側諸国🇺🇸🇪🇺🇯🇵の自国民ジェノサイドと言う不都合な未来[追加]
女性差別シリーズ
反共産主義シリーズの姉妹編の女性差別シリーズです。
反共産主義者による日本女性差別シリーズ(INDEXpage)
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反共産主義シリーズ㉙[ファシストの真の正体 — 強欲な自己愛モンスターが民主社会を喰い尽くすとき①]
第30章 ファシストの真の正体 — 強欲な自己愛モンスターが民主社会を喰い尽くすとき
いろいろ世界情勢を見ていると、ハッキリ分かるのは、西側諸国🇺🇸🇪🇺🇯🇵とイスラエル🇮🇱がシオニスト🇮🇱に乗っ取られたり、ファシズム化🇩🇪していることです。そして、どの国も独裁者とその仲間が中枢を牛耳っており、異論を挟めない、異論を述べる者は排除されて、永久に政権交代や独裁者を引きづり下ろすことができなくなっている点です。ファシズム支配には構造的な共通点があります。
ゲシュタポのような秘密警察や諜報機関🕵️と、ナチス親衛隊🇩🇪のように密告したり弾圧したり、迫害したり、暴れて虐殺する役割の人たちです。そして、暴力的で残虐な彼らを恐れて言いなりになったり、積極的に加害に加担する事で保身を図る人が増加する事で、抵抗勢力が無くなり、ファシズム独裁支配が完成します。
今のいろいろなヨーロッパ🇪🇺やアメリカ🇺🇸やイスラエル🇮🇱の状況や、文化の異なるアジアの韓国🇰🇷や日本🇯🇵の状況を踏まえて、ファシズム化🇩🇪するには、文化圏や人種はあまり関係ないようにも感じます。中国🇨🇳やロシア🇷🇺やイラン🇮🇷などのイスラム圏がファシズム化🇩🇪していないのも特徴的です。同じアジア人でも、日本人🇯🇵や台湾人🇹🇼はファシズム化🇩🇪し、中国🇨🇳人や韓国人🇰🇷は理性的です。だから人種ではなく、「選民思想」「資本主義」「帝国主義」などのイデオロギーが「元凶」だと言えると思います。
そして、同じ日本人🇯🇵でもファシスト化🇩🇪していない善人もまだ大勢います。今回は、どのような人がファシスト🇩🇪になるのか?その特徴や形成過程を概観して見ていきたいと思います。
第30章1節 普通の社会の中に潜む「種」
ファシストは、最初から「怪物」として生まれてくるわけではありません。ごく普通の社会の中に静かに潜んでいる、ある種の心理的傾向を持つ人間が、特定の環境や構造に取り込まれることで、段階的にモンスターへと変貌していくのです。この変貌のプロセスを理解することは、現代社会でファシズムがなぜこれほどまでに根を張り、繰り返されるのかを知るうえで、非常に重要な出発点となります。
哲学者ハンナ・アーレントが「悪の凡庸さ」と呼んだように、歴史上の大きな暴力や犯罪の多くは、特別に邪悪な一個人ではなく、命令に従うだけの「普通の人々」によって実行されてきました。重要なのは、その「普通の人々」が、なぜ命令に従い、なぜ良心の呵責なく他者を傷つけられるようになるのか、というメカニズムです。この問いに答えるために、私たちはまず「大衆」とは何か、「自己愛性パーソナリティ障害(ナルシスト)」とは何か、そして「ファシズム」とはどのような心理的土壌から育つのかを、丁寧に解き明かしていく必要があります。
この記事では、オルテガ・イ・ガセットの「大衆」論と、現代の精神医学が明らかにした自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の知見を軸に、ファシストが生まれ、育ち、社会に根を張っていく全プロセスを追っていきます。そして、権力・金・監視技術・諜報機関・宗教組織がいかに組み合わさって、「現代蔓延しているファシズムネットワーク」を形成しているかを、具体的な事例とともに明らかにしていきます。
ネトウヨが人工世論であることなどから、ある程度気づいている人も多いかと思いますが、つまり「今世界に蔓延しているファシズムは意図的に人工的に計画的に作られたもの」であるということを明らかにしていきたいと思います。
第30章2節 ファシストになるのはどんな人か
ファシストになりやすい人間像は、驚くほど明確な輪郭を持っています。
第30章2節1項 権威主義的な家庭環境・強権的な家庭環境
まず第一に挙げられるのが、幼少期から強権的な環境で育ち、自分の感情や欲求を抑圧することを強いられてきた人物です。アドルノらが1950年に発表した『権威主義的パーソナリティ』の研究が明らかにしたように、厳格な権威的環境で育ち、批判や感情表現を禁じられた子どもは、成長後に強力なリーダーや秩序への服従に快楽を見出す傾向があります。同時に、自分より弱い立場の者に対して、抑圧されてきた欲求を爆発させ、攻撃性を発揮するようにもなります。金持ちや名家や代々がエリート家庭と言う家庭や、貧しく暴力的な父親や母親が居る家庭は、権威主義的な家庭環境や強権的な家庭環境になりやすい傾向があります。
第30章2節2項 ポジショントークをする傾向
こうした心理的土台の上に育ちやすいのが、「ポジショントークに終始する」という思考・言語パターンです。ポジショントークとは、事実関係より、自分の利害を優先するトークです。ポジショントークだと客観的な事実ではなく、自分の立場・利益・優位性を守るためだけに都合よく主張を組み立てることで、議論の中に公正さや誠実さが最初から存在していません。
例えば、親や教師の顔色を伺って、相手が気に入るように喋る内容を変えるような子どもを想像すると分かりやすいでしょう。親がスグ怒鳴って殴る場合や、報復を恐れる強権的な親の場合、身を守るために嘘をつく事が常態化していくことは想像つくと思います。大人になると事実を自分の都合の良いように捻じ曲げ、相手の正論を「感情的だ」「被害妄想だ」と一刀両断することで、議論そのものを無効化したりします。
逆に親との信頼関係や愛情がある子どもの場合は、立場・利益・優位性を気にする必要は無いので、素直に事実を話すことができ、正直な子どもに成長します。
このようにイジメ加害者になる子どもは、親も嘘つきの卑怯者である事が多かったり、イジメ被害者になる子どもが素直で正直な子どもである事が多いのは、この辺の家庭環境の違いが影響しています。
第30章2節3項 善悪の判断・倫理観の欠如
さらに重要な特徴が、善悪の判断・倫理観の欠如です。「これは悪いことかもしれない」という内なるブレーキが最初から存在しないか、あるいはイジメなどの犯罪ネットワークへの参加を重ねる中で完全に消えてしまっています。
例えば、「イジメの加害者」や「加害に加担する取り巻き」になった場合、悪いことをしている自覚があるので、バレたり、暴露されると、反省せず、悪くないと強弁したりします。悪事を指摘されれば素直に事実を認める事ができず「なぜそんなことを言うのか」と逆ギレしたり、逆恨みして攻撃に転じる。こうして、善悪の判断・倫理観が欠如していくのです。
第30章2節4項 承認欲求が強く、自尊心が低い
愛されて育って、ありのままの自分に自信が無いため、自己評価が不安定で、他者からの承認と支配によってしか自尊心を保てない人物になり勝ちです。
煽てられると調子に乗ってイジメや犯罪に手を染めたり、他者を支配する事で「優越感」や「自分が相手より優れていると感じる”自己陶酔感”」を感じる事で、自己評価が上がったりします。例えば、イジメによる支配や、体育会系の上意下達文化や不良・半グレ・反社的な「仲間意識と裏切り禁止」の規範は、この傾向を強化します。
体育会系の部活動で、1年目は先輩のイジメに耐え、2年目以降は先輩となってイジメる側になる事で、残酷なシゴキなどをして優越感を満たすと言うようなケースです。先輩後輩のイジメの伝統を止めようとするのではなく、積極的にこのイジメ文化を維持して利益を得ようとするようなタイプの人間です。
相手の権利を尊重せず、むしろ破壊することを厭わない——この一点において、ファシストになる素地を持つ人間は、普通の社会倫理とは根本的に異なる価値観のもとで動いています。
第30章3節 どうやってファシストに「成長」するのか
前節で見てきたような素地を持つ子どもが、権力や金を持つネットワークに「うまい話」と「後ろ盾」を持って近づかれたとき、最初の小さな不正への参加が始まるのです。ファシストへの「成長」は、一夜にして起こるものではなく、段階的かつ巧妙なプロセスを経て進行します。
【STEP1:小さな悪への参加】
まず最初のステップは「小さな悪への参加」です。たとえば、接待を受けて不正な情報を流す、インサイダー情報を受け取って利益を得る、といった行為から始まります。この段階では「たまたま」「軽い気持ちで」という感覚が大きく、加害者意識はほとんどありません。しかし、「揉み消して貰える」「捕まらない」という経験が積み重なるにつれて、悪事への参加に対する心理的なハードルは急速に下がっていきます。
【STEP2:共犯化】
次のステップは「共犯化」です。いじめへの加担、集団による暴力、詐欺への参加など、より重大な犯罪に関与させられ、「証拠と身元を握られる」ことで、逃げ出せない状況に追い込まれます。これは反社会的組織が新入りを縛り付けるのと全く同じ手法であり、一度この罠に入った者は仲間であり続けるしか選択肢がなくなります。
【STEP3:エスカレート】
そしてエスカレートの段階では、ネオコンや諜報機関に「どれだけ悪事をしても揉み消して貰える」という確信が生まれ、反省や自制心は完全に失われていきます。こうして「普通の人」が、権力ネットワークの一部として機能するモンスターへと変貌を遂げるのです。
【STEP4:ファシストへ】
最終的には、犯罪を犯すことへの快楽と、被害者が苦しむ姿への優越感が「当たり前」の感覚として定着し、引き返すことが不可能な地点に到達します。
第30章4節 オルテガが100年前に見抜いた「大衆」の本質
1930年、スペインの哲学者ホセ・オルテガ・イ・ガセットは著作『大衆の反逆』の中で、現代社会の最も深刻な危機を的確に言い当てました。オルテガが言う「大衆」とは、経済的に貧しい人々や、低学歴の人々のことではありません。
第30章4節1項 エリートや専門家の中に大衆がいる
むしろ、社会の上位に位置する医者、技師、財界人、官僚、さらには知識人の中にこそ「精神的な大衆」が大量発生しているというのが、彼の鋭い洞察でした。大衆の最大の特徴は、自分の専門分野のごく一部しか知らないにもかかわらず「自分はすべてを知っている」という顔をすることです。
そして「凡庸であることの権利を堂々と主張する」という逆説的な傲慢さを持ち、自らの限界を認識しながらも、それを開き直り、優れた他者を認めるどころか排除しようとします。
第30章4節2項 甘やかされた子どもが社会を動かしている状態
オルテガはこれを「甘やかされた子ども」の精神として描写し、大衆が社会を支配するとき、それは本質的に「子どもが社会を動かしている状態」だと警告しました。大衆は「権利は主張するが義務は果たさない」という特徴を持ち、社会が豊かであることを当然の権利として享受しながら、それを維持するためのコストを払おうとしません。例えば、元々富の再分配や相互扶助を目的として、税金の徴収をして、福祉や行政サービスで再分配する仕組みであるにも関わらず、新自由主義者は「自己責任」を求めて、福祉や行政サービスを削って、タワマンやショッピングモール建設などの補助金で自分たちの土建屋仲間に利益誘導したりして、「豊かな社会を維持するためのコストを払いません」でした。その結果、失われた30年と呼ばれ、日本の豊かな社会が失われ、日本人が貧しくなって、自動車産業も全て壊滅する社会になりました。
トランプ大統領や高市など、強欲でワガママな子どもが独裁者として社会を支配して動かしているので、衰退するのは当然なのです。
第30章4節3項 大衆の特徴と自己愛性パーソナリティ障害の特徴との一致
重要なのは、オルテガが描くこの「大衆」の姿が、自己愛性パーソナリティ障害の中核症状と驚くほど一致しているという事実です。責任を取らない、他者を異常に見下す、差別主義者になる、権利だけを主張して相手を経済的・精神的に追い詰める——これらはすべて、大衆と自己愛性パーソナリティ障害が共有する精神的特徴です。まずは、大衆の特徴から見ていきます。
第30章5節 オルテガが描いた「大衆」の七つの特徴
オルテガが描いた「大衆」の特徴を具体的に整理すると、そこには現代社会の問題点を鮮明に照らし出す七つのパターンが浮かび上がります。
第一は「自己満足」——自分の現状に疑問を持たず、成長や努力を必要としないと感じる完全な自己充足です。
第二は「他者への根拠なき優越感」——専門的な訓練も深い思索もなしに、他者を見下す態度を日常的に示します。
第三は「権利の過剰主張と義務の放棄」——社会が自分に与えるべきものを声高に要求しながら、自分が社会に返すべきものには無関心でいます。
第四は「専門的知識の断片化」——自分の狭い専門分野については詳しくても、それ以外の領域では素人同然でありながら、あらゆることについて意見を持つ「専門バカ」の問題です。
第五は「反知性主義」——深い思考や哲学的問いへの嫌悪であり、物事を単純化・二項対立化して理解しようとします。
第六は「暴力と強権への親近感」——対話や説得ではなく、力による解決を好み、強いリーダーへの服従と弱者への攻撃性が共存します。
そして第七は「歴史への無関心」——過去から学ぼうとせず、文明がなぜ現在の形になっているかを理解しようともしない態度です。
オルテガはこれらの特徴が揃ったとき、社会は「野蛮人が文明の内側から文明を破壊する」状態に陥ると警告しました。
第30章6節 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の核心
自己愛性パーソナリティ障害(NPD:Narcissistic Personality Disorder)は、単なる「自信家」や「自己中心的な人」とは根本的に異なります。その核心にあるのは「自分が特別で優れた存在であるという誇大な自己像を維持するために、他者を道具として利用することを当然だと感じる、深く歪んだ人格構造」です。要するに「支配欲の塊」だとも言えます。
DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)によれば、自己愛性パーソナリティ障害の診断基準には「誇大性(誇大な自己重要感)」「賞賛への欲求」「共感の欠如」の三つが中核として位置づけられています。
第30章6節1項 ”誇大性”と”賞賛への欲求”
自己愛性パーソナリティ障害を持つ人物は、他者から強い賞賛と注目を絶えず求め続けます。この「ナルシスティック・サプライ(narcissistic supply)」あるいは「自己陶酔感」と呼ばれる承認欲求が満たされないと、「ナルシスティック・レイジ」と呼ばれる激しい怒りや報復行動に転じます。思い通りにならないと癇癪を起こす感じです。自分の失敗や過ちを決して認めず、すべての責任を他人に押し付け、傲慢で人を見下す態度が日常的です。
第30章6節2項 ”共感の欠如”
そして最も危険な特徴として、他者の苦しみや感情をまったく感じられない「共感の欠如」があります。これは道徳的判断の基盤となる「他者も自分と同じように感じ、傷つく存在だ」という認識が根本的に欠けていることを意味します。
第30章6節3項 強欲なモンスターで満足しない
こうした構造を持つ人物が権力や金銭を手にしたとき、社会は極めて危険な状態に陥ります。なぜなら、彼らには「もう十分だ」という感覚が永遠に訪れないからです。 要するに「足るを知る」と言う事ができないのです。「足るを知る(たるをしる)」とは、老子の言葉で「自分はすでに十分に持っていると気づき、満足する心を持つこと」という意味です。単なる「我慢」や「諦め」ではなく、外側に際限のない欲を求めるのをやめ、今ある幸せに価値を見出すという知恵を指します。老子の思想では、「知足者富(足るを知る者は富む)」と続きます。「いくらお金や地位があっても、満足できなければ心は常に貧しい。逆に、多くを持たなくても満足できる人は、精神的に最も豊かである」という逆説的な教えです。
第30章7節 自己愛性パーソナリティ障害の行動パターン——七つの典型
自己愛性パーソナリティ障害が示す行動パターンは、非常に特徴的で一貫しています。
まず一番目に「ガスライティング」——相手に「自分の記憶や認識がおかしい」と思わせる心理操作です。「そんなこと言っていない」「あなたの思い違いだ」と繰り返すことで、被害者は自分の現実感覚を失っていきます。
二番目に「グランディオシティ(誇大性)」——自分の業績や能力を過大に語り、根拠なく「特別な扱い」を要求します。
三番目に「エンパシーの欠如」——他者の感情や立場をまったく考慮せず、自分の利益だけを追求します。
四番目に「ターゲットの設定と執拗な攻撃」——脅威と認識した相手に対して、徹底的かつ執拗な攻撃を行います。
五番目に「分裂(スプリッティング)」——人間を「自分の味方(理想化)」と「敵(こき下ろし)」の二項対立でしか見られず、状況次第で同じ人物の評価を180度変えます。
六番目に「タコツボ化したエコーチェンバー」——自分を批判しない「イエスマン」だけを周囲に置き、批判的な意見を排除します。
そして七番目、最も重要な「DARVO(否認・攻撃・逆転)」——自分の悪行が指摘されると、「そんなことはない(D)」と否定し、「なぜそんなことを言うのか(A)」と攻撃し、最終的に「自分こそが被害者だ(RVO)」と立場を逆転させます。
この七つのパターンが組み合わさったとき、被害者は精神的に完全に消耗し、「自分が悪かったのかもしれない」という歪んだ認知に追い込まれます。
第30章8節 大衆・自己愛・ファシズムの三位一体
オルテガが描いた「大衆の特徴」と、自己愛性パーソナリティ障害の行動パターンを並べると、その一致の深さに驚かされます。「責任を取らない」「他者を見下す」「権利ばかりを主張して義務を果たさない」「自己満足に浸り外部からの批判に耳を傾けない」——これらはまさに、自己愛性パーソナリティ障害の中核症状と完全に重なります。
第30章8節1項 自己愛が国家と結びつくとファシズムに
ファシズムとは実のところ、この自己愛が社会的・政治的な権力構造と結びついたときに生まれる現象です。個人レベルの自己愛性パーソナリティ障害が、組織や国家レベルの権力と接続したとき、その破壊力は計り知れないほど増幅されます。
第30章8節2項 小さなファシズムの集合がファシズム国家
こうした現象が独裁国家や歴史的な事件だけでなく、会社、地域コミュニティ、家族の中にも「小さなファシズム」として日常的に発生しているという点です。
つまり、イキナリ国家がファシズムに染まるのではなく、社長に逆らえない独裁的な会社が増える、地主や町内会長に逆らえない地域コミュニティが増える、男尊女卑の亭主関白でDVや権威主義的な父親の家庭が増える、知事や市長が独裁体制を築き、知事や市長に逆らえない自治体が増える、そういう「小さなファシズム」の積み重ねが「ファシズム国家」を生み出すのです。
第30章8節3項 自己愛の”誇大性”と”選民思想”と結びつく危険性
自己愛が優越感や自己陶酔を得ることで「自分こそが選ばれた特権階級」という快感に浸れる——これが、ファシストが生み出す「選民思想」の心理的なエンジンです。
イスラエル🇮🇱やアメリカ🇺🇸であれば、「自分たちは神に選ばれた民族で、他はゴミ」のような「選民思想」です。
また、日本人であれば、ネトウヨが良く言う「日本人はマナーが素晴らしい」「日本人は勤勉で素晴らしい」「日本の製品は世界一」「2600年以上続く万世一系の天皇家は世界唯一」「日本の伝統文化は世界一」「日本のアニメは世界一」などであり、
一方で、「中国人🇨🇳はマナーが悪い」「中国🇨🇳は独裁国家」「韓国人🇰🇷は嘘つきで世界一信用できない国」「中国🇨🇳や韓国🇰🇷はパクリだらけ」「慰安婦像や徴用工像を建てて喜ぶ異常な反日国家🇰🇷」「整形天国🇰🇷」「世界4位のレイプ大国」などの「異常に他国を見下す差別」も同時に行います。
そしてオルテガが「異常に他者を見下す差別主義者」と描写した大衆の姿は、権力を握った自己愛性パーソナリティ障害者が権利を振りかざしながら相手を精神的・経済的に追い詰める姿と、寸分違わず一致しています。
第30章8節4項 ファシストの正体
ファシストの正体とは、肥大した自己愛が権力と出会ったときに生まれる化け物なのです。その化け物を育てる土壌こそが、オルテガが警告した「精神的大衆」の蔓延する社会です。
第30章9節 快楽としての支配——苦しめることへの依存
ファシスト的な自己愛が持つ最も危険な特徴の一つが、「他者の苦しみを快楽として感じる」という歪んだ感覚の発達です。
最初のうちは「勝ちたい」「支配したい」という欲求であったものが、段階的に「相手が苦しむこと自体が快楽」という歪んだ嗜好へと変化していきます。相手が涙を流す、絶望する、尊厳を傷つけられて震える——そのような場面を目撃することが、強烈な優越感と自己陶酔をもたらすようになるのです。
第30章9節1項 相手の尊厳を奪うのが快感になる
特に「相手が不本意ながらも屈服して従う」瞬間が、彼らに最大の快楽を与えます。自由意志を持つ人間が、自分の前で膝を折り、意に反して従わざるを得ない状態を作り出すこと——この異常な支配欲は、優越感と自己陶酔を繰り返し得たいという強迫的な欲求から生まれています。
エプスタイン・ファイルに出てくる金持ちや権力者や諜報機関と言った加害者たちの異常な支配欲はこのように説明できるかと思います。トランプ大統領🇺🇸や西側諸国🇺🇸🇪🇺🇯🇵の異常なリーダーたちが、イラン🇮🇷やロシア🇷🇺に対して屈する事を求めるのも、このような異常な支配欲からだと思われます。
第30章9節2項 支配する事が目的になる
こうなると、支配の対象はもはや「手段」ではなく「目的」そのものになっています。同時に、被害者が「共犯仲間の間で陥れられていく」場面を楽しんで共有することで、加害者集団は互いの絆を強化し、さらなる攻撃への快楽を高め合います。これはサディズム的な快楽構造であり、精神医学的に見れば重大な人格の歪みを示しています。この快楽の追求がエスカレートするほど、被害者への攻撃は残酷さを増し、際限なく続いていきます。
今行われているイラン戦争🇮🇷でも、トランプ大統領🇺🇸とその取り巻きの異常な発言に世界中がドン引きしていますが、「エプスタイン仲間の異常な人格の歪み」を目撃して、ドン引きしていると言えます。そして、2026年2月28日にアメリカ軍🇺🇸が、イラン🇮🇷のミナブ女子小学校に空爆して、175名の女学生が殺された事件では、「ダブル・タップ」と呼ばれる攻撃手法が使われたりしました。「ダブル・タップ」とは、一度目のトマホークでの爆撃の後、救助に入る人や医療関係者を狙って追撃を行い、民間人を多数殺傷する手口だと言われています。また、女子小学校もイスラム革命防衛隊(IRGC)の将校の娘たちが通う学校を、パランティアが標的リストとして作成したとWaPoが報道しており、その際限ない残虐性や残酷さが世界中から非難されています。
第30章10節 「勝つ」ことへの強迫——あらゆる手段を正当化する論理
ファシスト的な自己愛の核心にある欲動の一つが、「勝つことへの異常な執着」です。これは単に「競争に勝ちたい」という健全な上昇志向とは、根本的に異なります。練習したり努力して、技やスキルを磨く、あるいは勉強して知識や知恵をつけて勝つと言う健全な勝ちへのこだわりとも異なります。
いかなる手段を用いても相手の上に立ち、支配し、屈服させることに強迫的にこだわる——この欲求は、自分の「優れた者」としての自己像を維持するために不可欠なものとして感じているようです。
第30章10節1項 手段を選ばず確実に・完全に勝つと言う執着
公正なルールの中で正当に勝つことには実はさほど興味がなく、「確実に・完全に勝つ」ことだけが目標です。そのためには不正も、詐欺も、暴力も、すべて「当然の手段」として正当化されます。
第30章10節2項 法執行機関を買収して揉み消す
さらに重要なのは、揉み消しネットワークの存在が「どんな手段を使っても後始末をしてもらえる」という保険となることで、行動に対する一切のブレーキが外れるという点です。マフィアやヤクザが警察を買収して、徴発を逃れると言う手法を使うように、法執行機関を買収してしまうのです。
被害者が声を上げても警察も検察も動かない、政治家も権力者も加害者側についている、という経験を重ねるうちに、加害者の確信はますます強固になっていきます。「どうせ揉み消して貰える」「絶対に捕まらない」という安心感が、悪事や犯罪のエスカレートを促進する燃料となります。この「勝つことへの強迫」が法執行機関の腐敗と汚職により、法や倫理の枠を超えるとき、司法崩壊して、社会の至るところで組織的な犯罪と不正が横行する「弱肉強食で無法なファシズム国家」になるのです。
第30章11節 具体例①:入札不正と公共工事の腐敗構造
海外は少し制度が違うので分かりませんが、日本のケースですが、いくつか勝ちに執着する具体例を見ていきたいと思います。
公共工事の入札は、本来は公正な競争によって最も優れた施工者に仕事が渡るべき仕組みです。しかし現実には、接待・賄賂・裏からの根回しといった不正手段を駆使して「必ず勝つ」ことにこだわる自己愛的なプレイヤーたちによって、この仕組みは機能不全に陥っています。
重要なのは、こうした不正が「たまたまやった一度の過ち」ではなく、政治家・官僚・業者・反社が連携した組織的な腐敗ネットワークとして繰り返されるという点です。正直に競争しようとする業者は排除され、腐敗ネットワークに参加しない者は「次の仕事はない」と脅される構造が出来上がっています。この腐敗ネットワークに参加した者には利益と保護が保証され、拒否した者には嫌がらせや報復が待っています。犯罪である裏金作りの温床となっていて、社会問題になった自民党のパーティー券問題も、「みかじめ料」として払う業者には、仕事や便宜が与えられ、拒否した者には「見せしめ」として商売の嫌がらせの報復を行うために、腐敗ネットワーク従わざるを得ないと言うのも日本の特徴です。パワハラや腐敗が横行する日本の土建業界がファシストの集団となって支えているのも事実です。
【自民党や維新が利権を独占している仕組み】
こうして一部の自己愛的な集団が公共の利権を独占し、本来なら国民に還元されるべき税金が、腐敗ネットワーク内で循環していきます。被害を受けた業者や内部告発をしようとした人物が声を上げても、政治家・官僚・警察にまで伸びたネットワークによって揉み消される構造が完成しています。入札不正は、金銭的な不正であると同時に、「勝つためなら何をしても許される」という自己愛的な価値観が社会インフラを腐食させた典型例です。公共のインフラや資金が一部の腐敗ネットワークに食い荒らされ続ける限り、社会は着実に衰退していきます。
第30章12節 具体例②:諜報機関・反社との癒着とインサイダー利益
「エプスタイン・ファイルの公開」でインサイダーネットワークがある事が明らかになりましたが、諜報機関や反社組織と結びついて、インサイダー情報をいち早く入手し、株式市場・不動産・エネルギー産業などで莫大な利益を得る——これも「手段を選ばない勝利への執着」の典型例です。
通常のビジネスの競争ルールなど端から眼中になく、情報格差を人工的に作り出すことで「自分たちだけが”常に必ず勝てる”仕組み」を構築します。こうした情報ネットワークは、しばしば政治家・官僚・金融機関・司法関係者をも巻き込んだ複合的な利権構造として機能します。
一般の投資家や市民が平等に市場に参加しているように見えて、実際には裏側で情報が操作され、勝者は最初から決まっているのです。これはフェアな競争への挑戦ではなく、ゲーム自体のルールをこっそり書き換えるという、最も悪質な形の不正です。
日本の大学などで横行している「デキ公募」などはその典型例です。予め採用される人が既に決まっていながら、形式だけ公募で採用試験をして、他により優秀な候補者がいても落選させ、他の候補者に損をさせて、特定の人を採用する出来レースのことです。
【腐敗ネットワークを崩すのは不可能】
諜報機関との癒着という文脈では、単なる「情報収集」にとどまらず、ライバルや邪魔者への嫌がらせ・破壊工作を外注することにまで拡大していきます。
こうした癒着関係は、一度構築されると反社組織と同じで「互いに弱みを握り合う形で強化」され、内部から崩すことが極めて困難になります。告発しようとした者が逆に「危険人物」として標的にされるのは、まさにこの構造が機能しているためです。そしてこの構造に守られた自己愛的なプレイヤーたちは、「自分たちは選ばれた特権階級」という選民思想をさらに強固に確信していきます。
第30章13節 具体例③:詐欺と口封じ・被害者を泣き寝入りさせるシステム
詐欺行為を働いても、被害者が訴えようとすると事前に根回しをしたり、弾圧を加えたりして泣き寝入りさせてしまう——このパターンは、自己愛的なファシストネットワークが最も典型的に使う手口の一つです。
第30章13節1項 田舎などでは地域全体が事なかれ主義のグル
弁護士・警察・行政・地域の有力者など、社会的に「正当な」役割を担う人々が腐敗ネットワーク内に組み込まれていることで、被害者が正規のルートで救済を求めるたびに壁にぶつかります。特に地方の田舎などは、村人全員が顔見知りの知り合いで癒着関係があるので、加害者を裁いて揉めたり亀裂が生じる事を恐れ、事なかれ主義で、被害者が声を上げれば上げるほど、逆に「問題のある人物」「嘘をついている」「精神的に不安定だ」とレッテルを貼られ、孤立させられていきます。
第30章13節2項 DARVOの手法で被害者と加害者を入れ替えて被害者を孤立させる
これはDARVOの手法の典型的な適用であり——「そんな事実はない(D)」と否定し、「なぜそんな嘘をつくのか(A)」と攻撃し、「自分たちこそが被害者だ(RVO)」と立場を逆転させることで、被害者を完全に追い詰めます。
第30章13節3項 スミアキャンペーンで被害者と加害者を入れ替えて被害者を孤立させる
さらにスミアキャンペーンと組み合わせることで被害者の評判と信用を組織的に破壊し、「あの人の言うことは信用できない」という空気を醸成します。被害者は精神的にも経済的にも消耗し、最終的に「戦うのをやめる」状態に追い込まれます。「DARVOの手法」と「スミアキャンペーン」については、20節で詳しく解説します。
加害者たちはこの過程を見て「勝った」と感じ、快楽と優越感を得ます。そしてこの「成功体験」が次の詐欺への背中を押し、エスカレートしていくのです。被害者が「揉み消されて泣き寝入りした」経験を重ねるほど、加害者の確信は「自分たちは絶対に逃げ切れる」という強固なものになります。
第30章14節 具体例④:ストーキングと監視の組織化、そして揉み消し
自己愛的なファシストが「敵」と認定したターゲットを追い詰める手段として、最も発覚しにくく効果的なものの一つが、「ストーキングと組織的監視」です。
最初は加害者本人が直接行う尾行・盗聴・盗撮から始まることが多いですが、やがて反社・右翼・半グレなどへの「外注」へと拡大し、複数人が役割分担しながらターゲットを追い続ける集団ストーキング(ギャングストーキング)へと発展します。
第30章14節1項 外注する事でバレずに加害できる
外注化することで加害者本人は「何もしていない」というアリバイを保ちながら、ターゲットへの継続的な圧力を維持できる点が、この手法の最大の狡猾さです。
現代の監視手口は、スマートフォンへのスパイウェアの不正インストール・GPSトラッカーの設置・Wi-Fiへの不正アクセス・盗聴器・隠しカメラなど、技術的に非常に精密なものになっており、いったん仕掛けられると被害者の行動・会話・プライベートが筒抜けになります。
「どこにいても追われている」「家でも職場でも監視されている」という逃げ場のない恐怖が慢性的なストレスを生み出し、被害者の判断力・行動力・社会的機能を着実に低下させます。 特に悪質なのが「偶然を装った繰り返し」によるアンカリング(心理的条件付け)で、特定の場所や状況に「不快な出来事」を繰り返し結びつけることで、被害者が自発的に行動を萎縮させるよう誘導します。 一つ一つの行為は「些細な出来事」として処理されやすく、被害者が「組織的に攻撃されている」と証明することは法的に極めて困難です。
第30章14節2項 精神疾患に仕立て上げられてしまうシステム
被害者が訴えれば「被害妄想では」と返され、強く主張するほど「精神的に不安定な人物」というレッテルが強化される悪循環に陥ります。 特に、「どこにいても追われている」「家でも職場でも監視されている」という現象は、「統合失調症の被害妄想」の症状とされているため、被害を訴えると精神疾患にされてしまう巧妙なシステムが出来上がっています。ところが興味深いことに、ある弁護士が言うには「録音機を仕掛けると実際に悪口や陰口を録音できた」などのケースもあり、精神疾患でないことも多いのが特徴です。
また、腐敗ネットワーク内に警察・弁護士・行政関係者が組み込まれている場合、被害者が正規の窓口を叩くたびに「揉み消し」が機能し、制度的な保護の外に置かれ続けます。こうして経済的・精神的に消耗しきった被害者は最終的に「戦うことをやめる」泣き寝入りへと追い込まれ、加害者はその瞬間を「勝利」として享受し、優越感に浸ります。
第30章15節 具体例⑤:組織的嫌がらせの外注と全方位攻撃、被害者の口封じ
前節は間接的な「監視・情報収集・恐怖の植え付け」ですが、もう少し直接攻撃的な「組織的嫌がらせ」もあります。例えば、職場では複数の同僚が結託して仕事を妨害・情報を遮断・陰口や悪評を拡散し、自己都合退職へ追い込む方法です。また、地域では近隣住民を使った騒音攻撃・ゴミへの嫌がらせ・郵便物の妨害・家の周囲での不審行動が繰り返される方法です。ネット上では複数の匿名アカウントによる組織的な誹謗中傷・個人情報の晒し上げ・デマの拡散が同時並行で行われ、被害者を「デジタル上の社会的死」に追い込みます。
第30章15節1項 外注する事でバレにくくなる
こうした攻撃を加害者本人が直接動かずに反社・右翼・ネトウヨ・半グレなどに「外注」する最大の理由は、指示役がクリーンな立場を保てることと、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)と同様に「指示役→中間業者→実行犯」という多層構造によって捜査機関への追跡を遮断できるからです。 外注先の「実行部隊」には「ターゲットは危険な人物だ・社会の害悪だ」というフレームを与えることで、使命感を持った自発的な参加者として動かすことができ、加害者本人はますます証拠から遠ざかります。
第30章15節2項 目的は被害者を破壊すること
嫌がらせの目的は、ターゲットの精神崩壊・社会的孤立・経済的破綻であり、攻撃は「証拠として残りにくい些細な行為」だけが意図的に選ばれます。 被害者が訴えれば、加害者側は事前に「あの人は精神的に不安定だ」「問題のある人物だ」という情報を相談窓口に先回りして流しておく手口まで使い、被害者の信用を制度的に破壊します。こうして「どこに訴えても信じて貰えない」「動いて貰えない」という制度的無力感の中で、被害者は孤立し消耗し、最終的に泣き寝入りという結末へと追い込まれます。加害者たちはその結末を笑いながら眺め、「強力な後ろ盾があるから絶対に捕まらない」という確信をいっそう深めていくのです。
第30章16節 具体例⑥:破壊と建設のマッチポンプ・戦争利権
自分と支持者だけが儲かれば良い、従わない奴や女子どもや左翼は貧困化させてしまえば、嫌でも自分たちに従わざるを得なくなるに違いない、そのように考えて、自己愛土建屋グループは自分と仲間以外を貧困化させて行く手法を使いました。すると、当然の如く、貧困化で国内市場が縮小し稼げなくなり、ジリ貧に陥った土建業者の一部が、起死回生の手段として、違憲の戦争で儲けようとし始めたのが「ウクライナ戦争🇺🇦」でした。巨大な悪の帝国ロシア🇷🇺の侵略から自国を守るために戦う、小国ウクライナ🇺🇦と言う美談ストーリーを流布して正当化し、ウクライナ戦争🇺🇦に多額の資金を提供し、戦後の復興利権を手に入れて荒稼ぎしようとする悪どい手法を思いつきました。これは「破壊と建設のマッチポンプ」とも言うべき構造です。マッチポンプとは、自分でマッチに火をつけて放火し、自らポンプで消火するふりをして利益を得るという比喩ですが、戦争や災害の文脈では、「破壊を引き起こして復興利権を独占する」というサイクルとして現れます。わかりやすく言えば、自分たちで意図的に問題や破壊を引き起こし、その解決・復興の利権を独占するという、最も悪質な戦争を使った形の搾取です。
戦争を放棄して、二度と他国を侵略しないと決めた憲法9条を守らず、このような形でコソコソと解釈やボーダーラインを勝手に変えてしまう事で、心理的抵抗を下げていき、戦争をして儲けると言うファシズム国家を可能にしようとしているのです。
第30章17節 分断統治と「選民思想」の醸成
ファシスト的なネットワークが社会に根を張るとき、その核心的な手法の一つが「分断統治(Divide and Rule)」です。社会を「自分たち(加害グループ)」と「騙される側(被害者・一般市民)」に分け、前者に所属することで優越感と特権意識を植えつけていきます。「俺たちは賢い、あいつらを騙せた」「アイツらを思い通りに動かせる」「自分たちが上手く騙して愚民共を支配している」という感覚が、加害グループ内での連帯と誇りの源泉となります。
【加害グループの”選民意識”】
この「選ばれた者」という意識は、シオニズムに見られる「選民思想」と構造的に同一であり、「自分たちだけが特別で、他者は利用するか排除するかのどちらかだ」という世界観がグループ内で強化されていきます。
分断統治の巧みさは、被害者同士が連携して抵抗することを困難にする点にあります。例えば、「ボス(加害者)」、「とりまき(加担者)」、「傍観者」、「被害者」と分けるイジメの4層構造の場合、ボス(加害者)は、「とりまき(加担者)」に対して加害に加担しても「揉み消して貰える」「守って貰える」という保護が与えられると、教える事で、保身と利害計算に基づいて、例え悪事だと知っていても自発的に加担するようになります。そして、「傍観者」や「被害者」に対しては、「あなたの問題はあなたに問題がある特殊なケースだ」「だからイジメられるんだ」と言う理屈を作って、信じ込ませることで、抵抗しないように心理的に支配して、組織的な抵抗を未然に防ぎます。
そして分断が深まるほど、社会の相互信頼は崩壊し、「正直者が損をする」という歪んだ価値観が社会全体に蔓延していきます。孤立させられた被害者は、自分の経験が「組織的な攻撃の一部」であると気づきにくく、「ボス(加害者)」と「とりまき(加担者)」が共謀して吹き込む「●●だからアナタはイジメられるんだ」と言う理屈を信じ込んでしまい「個人的な不運や失敗として内面化してしまうのです。
第30章18節 共犯化の罠——逃げられない構造を作る
ファシスト的な腐敗ネットワークは、反社組織と同じく新たなメンバーを取り込む際には非常に巧妙な「共犯化」のプロセスを使います。
まず「まともな倫理観は怖気づいたこと」という価値観をネットワーク内に植えつけ、不正や犯罪に加担することを「度胸のある行為」として評価する文化を作ります。いじめへの加担、集団暴力への参加、詐欺への関与など、「一線を越えた」証拠を作ることで、逃げられないよう身元と証拠を握ります。
これは反社会的組織が新入りを縛り付けるのと全く同じ構造——「逃げたら全部バラすぞ」「共犯者として告発するぞ」という脅しが機能します。初めは「軽い気持ちで」参加した行為が、気づいたときには重大な犯罪の証拠として手元に残っている状態になっているのです。弱みを握られて犯罪やいじめのネットワークから抜け出せなくなった者は、仲間であり続けるしか選択肢がなく、ますます深みにはまっていきます。
体育会系の「命令には絶対に従う」「仲間は絶対に裏切らない」という規範と、反社・不良の「証拠で縛る」手法が組み合わさることで、極めて強固な忠誠心が生み出されます。
こうして「普通の人」が、一歩ずつ取り返しのつかない深みへと引きずり込まれていくのです。ロックオンされて逃げられなくなった者は、強者に媚びて逆らわず、忠実な駒として機能し続けるしかない状況に置かれます。日本人の同調圧力に弱く、強い者に媚びて、人の足を引っ張るネトウヨタイプが多いのは、このように「強者に媚びて逆らわず、忠実な駒として機能し続けるしかない社畜」が多いことによるものだとわかります。
第30章19節 倫理ある者こそが「敵」——排除の倒錯したロジック
ファシスト的な腐敗ネットワークは、騙せない賢い人や正直な人を特に敵視します。なぜなら、一種の集団催眠のような状態で腐敗ネットワークのメンバーを支配&管理しているからです。なので、異論を唱えたり、自分におかしいと逆らって従わない人が出てきて、従わない輪が広がることを非常に恐れます。
要するに一緒に嘘をついて共犯者になってくれる者や口裏合わせしてくれる者が仲間なので、正直者の障がい者などは、輪を乱すので非常に敵視します。同様に孤高で共犯にならない人や高学歴などを敵視していることも非常に多いです。下図のように従わない人が増えて崩壊するのを恐れているからです。
第30章19節1項 まともな倫理観を持つ者こそが、ファシストの最大の脅威
ファシスト的ネットワークの最も毒性の高い特徴の一つが、「まともな倫理観を持つ者こそが最大の脅威」として扱われるという価値の逆転です。
悪事や犯罪の命令に逆らわず、上に忠実で仲間を裏切らない体育会系・不良・半グレのような人物が「信用できる仲間」として歓迎されます。
逆に、まともな倫理観を持ち悪事への参加を拒む者は「いつか裏切るかもしれない危険人物」として警戒・監視・排除の対象になります。正直であること、倫理的であることが「弱さ」として攻撃されるこの価値の逆転は、ファシスト的集団の内部文化を根底から腐食させます。
「コンプライアンスを守ろうとする社員」「不正を告発しようとする職員」「被害者を助けようとする弁護士」——このような人物が、ネットワーク内では最も警戒される「敵」として機能します。さらに「まともな倫理観は怖気づいた証拠」という論理を内面化させることで、加害者たちは犯罪への参加を「勇気ある行為」として意味づけ、自己肯定することができます。
第30章19節2項 まともな人が排除され、自浄作用が働かないファシスト集団になる
こうして倫理的判断力を持つ人材がネットワークから排除されるたびに、集団全体の「平均的な倫理水準」は下がっていきます。最終的には、犯罪と不正を何とも思わない人物だけが残るモンスター集団が形成されるのです。この構造は、組織や社会全体を「倫理的クリーニング」された異常な空間に変えていく力を持っています。
第30章20節 DARVO・ガスライティング
被害者が被害を訴える声を上げたとき、加害者が用いる最も強力な道具の一つが「DARVO」——「Deny(否認)・Attack(攻撃)・Reverse Victim and Offender(被害者と加害者の逆転)」という心理操作のシステムです。
第一段階の「否認(D)」では、「そんなことはしていない」「記憶違いではないか」「証拠でもあるのか」と事実そのものを真っ向から否定します。この段階で被害者は「自分の認識がおかしいのかもしれない」という最初の揺さぶりをかけられます。このように、周囲の人が共謀して被害者に「自分の認識がおかしいのかもしれない」と認知を混乱させる手口を「ガスライティング」とも言います。例えば性被害を訴えた時に「証拠がないから勘違いでは?」などと被害者を混乱させる手口です。
第二段階の「攻撃(A)」では、論点を「加害者の行動」から「被害者の人格・過去の過ち・信頼性」へとすり替えます。「なぜそんな嘘をつくのか」「お前こそ問題だ」「そんなことだからダメなんだ」という形で、被害者を恐怖と混乱に陥れます。例えば、性被害を訴えた時に、被害女性に落ち度があったと執拗に責め立てて「加害者の罪を自分に落ち度があったと被害者の自己責任に責任転嫁する手口」はその典型例です。
第三段階の「逆転(RVO)」では、「自分こそが本当の被害者だ」「お前のせいでこんなに苦しんでいる」と立場を完全に入れ替えます。例えば、DV夫が「俺だって我慢してるんだ。俺の方が被害者だ。」「オマエが俺を怒らせたのが悪い」や毒親が「オマエの態度が悪いからだ」と子どもに責任転嫁したり、「冗談なのに、大袈裟で繊細すぎる」とか「フェミニストはヒステリックすぎる」「誤解させてしまったなら悪かった」などと、加害者なのに被害者のポジションに入れ替える手口です。
この三段階が完了すると、被害者は「自分が相手を傷つけてしまったのかもしれない」という強烈な罪悪感に囚われ、告発どころか下手をすると逆に自分が加害者として謝罪させられるという理不尽な逆転状況に陥ります。
第30章21節 スミアキャンペーン
これにスミアキャンペーン(誹謗中傷の組織的拡散)が加わることで、被害者の社会的信用は徹底的に破壊され、孤立させられていきます。
第30章21節1項 スミアキャンペーンとは何か——「評判の先行破壊」という戦術
スミアキャンペーン(Smear Campaign)とは、ナルシストや自己愛的な加害者が、嘘・誇張・虚偽・切り取り・文脈の歪曲などを使って対象者の評判を組織的に破壊し、周囲から孤立させるために用いる操作戦術です。 その最大の特徴は「先手必勝」であることです——自分の悪事や犯罪がバレる前に、被害者が声を上げる前に、先回りして「あの人はおかしい」「あの人は嘘つきだ」「あの人は問題のある人物だ」という情報を周囲に撒いておくことで、被害者が実際に訴えたときには「またあの人が変なことを言っている」という反応しか返ってこないように場を仕込みます。 これはサイコパス・ナルシストが使う手口として、弁護士や精神医療の現場でも記録されており、「被害者の周囲に対してうまく立ち回り、自分を善人に見せ被害者を『おかしい人』だと思わせる策略」として認識されています。
スミアキャンペーンは被害者の信用を「先に破壊しておく」ことで、被害者が声を上げたときの影響力を事前に無力化するという、極めて計算された手口です。加害者はこの戦術を「防衛機制(ディフェンスメカニズム)」として無意識的に、あるいは意識的・戦略的に使い、自分の問題と向き合わず責任を他者に転嫁します。
例えば、現在日本で腐敗した与党や野党政治家が提出している「スパイ防止法」は、公益通報や内部告発しようとする正直者や正義感ある人に対して、先手を打って相手を「スパイに仕立てる」事で、相手を殺したり、黙らせたりして、事実や犯罪の追及を不可能にするための法律です。パランティアの「予測警察」と言う仕組みと組み合わせる事で、絶対に逆らえない独裁システムを構築することが可能になります。詳しくは、「反共産主義シリーズ⑪[”予測警察”と”脅威スコア”による善悪逆転のクーデター]」をご覧ください。
第30章21節2項 スミアキャンペーンの具体的な手口——六つのパターン
スミアキャンペーンには、状況や目的に応じた複数の典型的な手口があります。各項に分けて手口を簡単に解説していきます。
第30章21節3項 手口①:フライングモンキーの活用
ナルシストは「フライングモンキー(flying monkeys)」と呼ばれる取り巻きや共犯者を使って、自分の手を汚さずにターゲットへの嫌がらせと評判破壊を実行します。
フライングモンキーは「ボス(加害者)」、「とりまき(加担者)」、「傍観者」、「被害者」と分けるイジメの4層構造の場合の、「とりまき(加担者)」に相当する加害者の共犯者です。ナルシストである「ボス(加害者)」の言葉を信じ込み、「あの人は本当に問題のある人物らしい」「こんなひどいことをしたそうだ」という情報を周囲に拡散します。 加害者本人は「みんなこう言っている、おかしいのはあなただ」とターゲットに告げることで、孤立感と自己不信を植え付けます。
第30章21節4項 手口②:切り取りと文脈の歪曲
被害者の発言・行動・過去の一コマを「都合のいい形に切り取り」、文脈を完全に無視した形で拡散します。たとえば、被害者が正当な怒りを示した瞬間だけを切り取って「この人は攻撃的で危険だ」という証拠として使う、あるいは冗談で言った言葉を「本心だ」として広める、といった手口です。 例えば、水面下で散々嫌がらせをしておいて、反撃したら「”暴力的だ”と切り取って被害者を悪人に仕立てる手口」です。
完全な嘘をつくよりも「事実の一部だけ使う」ほうが反論されにくく、聞いた人が自然に信じてしまうという点で、より悪質な手口と言えます。
第30章21節5項 手口③:プリエンプティブ・スミア(先手の中傷)
被害者が訴える前に、相談窓口・警察・職場の上司・友人・家族などに「あの人は精神的に不安定だ」「問題を起こしがちな人物だ」「嘘をつく癖がある」という情報を先に流しておきます。 「アイツは犯罪者だ」「アイツはスパイだ」と先に先入観を与える事で、自分の持っている先入観や仮説を裏付ける情報ばかりを集め、反論する情報を無視したり軽視したりする「確証バイアス」という心理的傾向を悪用します。「イスラム教徒はテロリストだ」「中国人🇨🇳はマナーが悪い」などといったステレオタイプも先入観の一種です。
こうして被害者の信用が事前に破壊されることで、当事者が何を言っても「また言ってる」「ほら、やっぱりそういう人なんだ」という反応しか返ってこない状況が作られます。HYBEとミン・ヒジン問題で明らかになったように、大企業や組織でも「中傷サイトの設置」「ネガティブキャンペーンの組織的実施」という形でこれが実行された事例が記録されています。
第30章21節6項 手口④:SNSとネットを使った組織的な評判破壊
複数の匿名アカウントを使った組織的な誹謗中傷・炎上工作・低評価の集中・個人情報の晒し上げが、「自然発生した批判」を偽装して行われます。「悪魔化」などと呼ばれる手法です。
一見すると「多くの人が同じ批判をしている」ように見えるため、外部の人間には「批判されるだけの理由がある人物なのだろう」という印象を与えます。ブレイク・ライヴリーとジャスティン・ボールドウィンの裁判(2024〜2025年)では、映画のPR会社が組織的なスミアキャンペーンを実施したとして法廷で争われ、「デジタル空間での評判破壊が現実の法的問題になる」時代が到来していることを示しました。
第30章21節7項 手口⑤:「危険な人物」フレームの付与
ターゲットを「危険な敵」「社会の害悪」「精神的に不安定な人物」というフレームで塗り替えることで、被害者への攻撃を「正当防衛」や「社会的制裁」として正当化します。 このフレームが広まると、ターゲットへの嫌がらせに参加する人間が「悪いことをしているとは思わず」、むしろ「正しいことをしている」という感覚で加わるようになります。正義中毒です。この手法はいじめ・職場ハラスメント・ギャングストーキングなどの犯罪にすべてに共通して見られるパターンです。まともな組織であれば事実確認を行い「デマや悪評の解消」に努めますが、腐敗した組織では「管理者や権力者が加害リーダーである」ため、「デマや悪評は解消されません」。
第30章21節8項 手口⑥:「被害者を演じる」逆転劇
加害者が涙を見せたり、憔悴した様子を周囲に見せたり、「あの人にひどいことをされた」と傷ついた被害者のふりをすることで、周囲の同情と支持を集めます。 これは「Playing the victim(被害者を演じる)」と呼ばれる戦術で、DARVOの「逆転(RVO)」ステップを対外的に実行したものです。人間には「苦しんでいる人を助けたい」という自然な共感反応があるため、この演技は非常に効果的に機能します。本当の被害者が加害者に見え、加害者が被害者として保護される——この逆転が完成したとき、ファシスト的な不正が最も安全に継続できる状態が生まれます。
第30章21節9項 スミアキャンペーンが被害者に与えるダメージの構造
スミアキャンペーンの最も破壊的な側面は、「被害者の現実認識そのものを破壊する」という点にあります。
信頼していた友人・家族・同僚・職場が「加害者側の情報」を信じて離れていくとき、被害者は「なぜ誰もわかってくれないのか」という深刻な孤立感と自己不信に陥ります。長期間にわたってガスライティングとスミアキャンペーンに晒されると、被害者は「自分の認識が正しいのかどうか」さえわからなくなり、現実感覚そのものが崩壊していきます。この状態は「認知的解離」と呼ばれ、精神医学的に深刻なトラウマ反応です。さらに、被害者が「おかしい人物」として周囲に認識されてしまうと、仮に被害者が正しく状況を説明できたとしても「被害妄想だ」「自分に都合のよい解釈だ」と処理される悪循環が生まれます。
被害者が強く訴えれば訴えるほど「やっぱりおかしい」という印象が強化されるという、出口のない罠に閉じ込められるのです。 仕事・人間関係・家族・地域・ネット上の信用——スミアキャンペーンはこれらすべてを同時に破壊する力を持っており、これが「経済破壊・精神破壊・社会的孤立」の三重破壊として機能します。
【手を汚さず、善人のふりをしたまま証拠も残さずに気に入らない人を抹消する手口】
こうして加害者は「手を汚さず」「善人のふりをしたまま」「証拠も残さずに」ターゲットを社会から抹消することができるのです。
DARVO・ガスライティング・スミアキャンペーンの三つが組み合わさったとき、それは「単なる口論のテクニック」ではなく、被害者の現実認識を根本から破壊する精神的テロになるのです。
第30章22節 「揉み消し構造」とモンスター化のエスカレート
ファシスト的なネットワークが持続可能な形で機能し続ける最大の理由は、「揉み消し構造」の存在です。この構造はきわめてシステマチックな4ステップで動いています。
第30章22節1項 揉み消し構造の4STEP
まず第1STEPとして、不正・犯罪が発覚します。被害者が声を上げる、内部告発が出る、メディアが報道を始めるといった事態が起きます。
しかしここでネットワークが即座に動き出し、第2STEPとして権力者・後ろ盾への接触が始まります。政治家への直接連絡、警察・検察関係者への根回し、弁護士・司法関係者への働きかけ——金と人脈があれば、この段階で「処理」のルートが複数同時に動き始めます。
第3STEPでは、裁定・報告書・調査結果そのものが捻じ曲げられます。「証拠不十分」「被害の認定が困難」「当事者間の問題」といった形で、調査の結論自体が書き換えられるか、有耶無耶のまま棚上げにされます。
そして第4STEPが「処分なし・なかったことにして揉み消す」という結末です。この4STEPが完成したとき、加害者は「やはり自分は捕まらない」という経験則をさらに一つ積み重ねることになります。
第30章22節2項 自分たちは絶対に裁かれない仕組み
この構造を支えているのが、軍事や諜報機関や警察などの武力や司法と権力を握ることで「逆らえない仕組み」を構築しているという土台です。金持ち・権力者・テロ部隊と組んで隠蔽ネットワークを形成し、グローバルな巨大資本・軍事とも結びついているため、「自分たちは絶対に裁かれない」という確信が内側から固まっていきます。その確信があるからこそ、どれほど残虐なことでも平気で実行できるのです。
第30章22節3項 完全監視社会で事前に正義の執行を阻止する
事実を追及したり、犯罪を追及しようとするジャーナリストや市民やライバル政治家がいれば、弱みにつけ込んで黙らせ、相手の権利を奪う仕組みが整っている——これは個人の「悪い性格」の問題ではなく、精密に設計されたシステムです。
「揉み消して貰えた」成功体験が積み重なるたびに、加害者はますます大胆になり、悪事のエスカレートに対するブレーキは完全に失われていきます。
こうして「揉み消しネットワークへの依存」を核心に持つモンスターが形成され、最終的には歯止めの効かない段階へと至るのです。この構造を断ち切るためには、揉み消しネットワークそのものを可視化し、その4ステップをどの段階で遮断できるかを社会的・制度的に設計し直すことが不可欠です。
第30章23節 「知らぬ存ぜぬ」の開き直り——話が通じない理由
例えば、犯罪や加害の証拠を押さえて、被害を訴えようと被害者や告発者がすると、最も困惑する経験の一つが、「どれだけ証拠を示しても話が通じない」「完全に開き直っている」という壁にぶつかることです。この現象の背後には、複数の心理的・構造的な要因が重なっています。
まず第一に、「揉み消して貰える」という確信が、事実の認定そのものを無意味にさせています。証拠があっても揉み消される、訴えても処理される、という経験が加害者にとっての「現実」であり、法や道徳は機能しないと心の底から信じているのです。否認し続けていれば腐敗ネットワークが裏から手を回して助けてくれると信じているからです。
第二に、自己愛性パーソナリティ障害の「現実の歪曲」という特性が作用します。長期間にわたって自分に都合の良い現実解釈を繰り返すうちに、加害者は実際に「自分は悪いことをしていない」「自分こそが被害者だ」という歪んだ認識を持つようになります。そして、年を取っても自己中なワガママな老人になります。
第三に、共犯仲間によるエコーチェンバーの存在です。仲間内でしか人間関係を持たず、外部からの批判や現実的なフィードバックを遮断することで、歪んだ自己認識が強化・固定化されます。例えば、性加害を訴えてきた被害女性に対して、仲間内で「生意気な被害女性が悪い」「襲われるような服装の女が悪いのでアナタは悪くない」などと、反省せずに犯罪を肯定して貰う事で、歪んだ自己認識が強化され、ますます狂って凶暴化していくのです。共同親権派のDV夫たちが「クラウド脳🧠」と呼ばれるほど同じ事を主張し、離婚後も執拗に妻に粘着してストーカーする背景には、「子どもを連れ去った妻が悪い」「生意気な女が悪い。従順に躾けるアナタが正しい」と肯定するエコーチェンバーの共犯仲間がいるから、ますます話が通じず、凶暴化して行くのです。例えば、ヨーロッパであれば、プーチンを悪魔化して対話や講和を拒否して、話が通じず戦争を止めようとしない人たちもエコーチェンバー内で歪んだ自己認識を強化しているグループ集団であることがわか
第四に、ガスライティングの蓄積です。長期間にわたって「現実を書き換える」訓練をしてきた加害者は、事実と虚構の区別が本当に曖昧になっている場合があります。後述しますが、要するにご都合主義で、悪事や不正を追及されるたびに嘘をついて誤魔化すと言う「嘘に嘘を重ねて生きている」ために、もはや「事実と嘘の区別が自分でも分からなく」なっており、自分を「ヨイショする仲間」と「批判する敵」と言う2分論の世界観に生きている可能性が高いのです。
こうして「話が通じない人間」が生まれ、被害者の声は届かず、法的手続きは機能不全に陥り「弱肉強食の無法地帯」になります。この壁を越えるためには、個人の対話ではなく、韓国のように一度法執行機関を全て解体して、法治国家として法が正しく機能して、悪事を追及できる社会的・制度的なアプローチが必要不可欠です。
途中までですが、一旦終わります。
シリーズの記事一覧です。
英語版のまとめはこちらです。
Anti-Communism Series Summary(EnglishVer.)
より詳しい内容を知りたい場合は、各ページの詳細な説明をご覧ください。
反共産主義シリーズ
反共産主義シリーズ②[政府や企業の隠蔽工作を請け負うビジネス]
反共産主義シリーズ⑥[金と保身に支配されて変われない日本の有権者たち🇯🇵]
反共産主義シリーズ⑦[外国人排斥をしている人たちの本音と本性]
反共産主義シリーズ⑧[ベネズエラ🇻🇪とイラン🇮🇷に戦争を仕掛ける恐るべき真相]
反共産主義シリーズ⑨[反社とイスラエル🇮🇱の恐るべきハイテク兵器]
反共産主義シリーズ⑩[民主主義を破壊するICEの人狩りアプリの詳細]
反共産主義シリーズ⑪[”予測警察”と”脅威スコア”による善悪逆転のクーデター]
反共産主義シリーズ⑫[巨大な反共産主義ネットワークとその”起源”]
反共産主義シリーズ⑮[“戦争放棄→戦争する国”に変えた監視と恐怖の支配メカニズム]
反共産主義シリーズ⑯[巧妙でバレにくい凶悪犯罪の増加と阻止できない無能な日本の左翼の大問題]
反共産主義シリーズ⑰[“陰謀論”や”被害妄想”と言うレッテル貼りによる真実の隠蔽技術]
反共産主義シリーズ⑱[究極の監視技術:”人間をハッキングする”]
反共産主義シリーズ⑲[スマートダスト:全人類を支配する目に見えないナノ監視兵器]
反共産主義シリーズ⑳[盲点になっている5G・6Gの全方位監視ネットワーク]
反共産主義シリーズ㉑[監視やスパイだらけになるとどんな社会になるか?]
反共産主義シリーズ㉒[12.3韓国クーデター事件簿①:秒読みに入った日本の反社カルト⛩🏺のクーデター]
反共産主義シリーズ㉓[12.3韓国クーデター事件簿②:秒読みに入った日本の反社カルト⛩🏺のクーデター]
反共産主義シリーズ㉔[12.3韓国クーデター事件簿③:秒読みに入った日本の反社カルト⛩🏺のクーデター]
反共産主義シリーズ㉕[12.3韓国クーデター事件簿④:秒読みに入った日本の反社カルト⛩🏺のクーデター]
反共産主義シリーズ㉖[12.3韓国クーデター事件簿⑤:反社カルト⛩🏺の洗脳教育”コリアン・ユーゲント事件”]
反共産主義シリーズ㉗[12.3韓国クーデター事件簿⑥:反社カルト⛩🏺の洗脳教育”コリアン・ユーゲント事件”]
反共産主義シリーズ㉘[12.3韓国クーデター事件簿⑦:反社カルト⛩🏺の洗脳教育”コリアン・ユーゲント事件”]
反共産主義シリーズ㉙[ファシストの真の正体 — 強欲な自己愛モンスターが民主社会を喰い尽くすとき①]
反共産主義シリーズ㉚[ファシストの真の正体 — 強欲な自己愛モンスターが民主社会を喰い尽くすとき②]
反共産主義シリーズ㉛[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART①]
反共産主義シリーズ㉜[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART②]
反共産主義シリーズ㉝[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART③]
反共産主義シリーズ㉞[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART④]
反共産主義シリーズ㉟[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART⑤]
反共産主義シリーズ㊱[傲慢な西側帝国支配🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の終焉:イラン戦争🇮🇷の真実PART⑥]
反共産主義シリーズ㊲[イラン戦争🇮🇷の真実PART⑦:邪悪な帝国主義者たち🇺🇸🇪🇺🇯🇵🇮🇱の真の世界支配計画?]
【現代社会構造の新教科書】事実に基づくエプスタイン階級の世界征服の仕組み①[反共産主義シリーズ㊳]
【現代社会構造の新教科書】事実に基づくエプスタイン階級の世界征服の仕組み②[反共産主義シリーズ㊴]
【現代社会構造の新教科書】事実に基づくエプスタイン階級の世界征服の仕組み③[反共産主義シリーズ㊵]
【現代社会構造の新教科書】事実に基づくエプスタイン階級の世界征服の仕組み④[反共産主義シリーズ㊶]
【現代社会構造の新教科書】事実に基づくエプスタイン階級の世界征服の仕組み⑤[反共産主義シリーズ㊷]
【現代社会構造の新教科書】事実に基づくエプスタイン階級の世界征服の仕組み⑥[反共産主義シリーズ㊸]
【現代社会構造の新教科書】憲法9条を破壊したい戦争で儲ける11業界と儲かるメカニズム[反共産主義シリーズ㊹]
【現代社会構造の新教科書】年金・医療・憲法を壊す政治家と支持者の動機——戦争をしたい者を見抜く方法[反共産主義シリーズ㊺]
【現代社会構造の新教科書】亡国の設計図:永久戦争国家への改悪マニュアル[反共産主義シリーズ㊻]
【現代社会構造の新教科書】”嘘つきで話の通じない人”は”カルト信者”ではなく駒だった[反共産主義シリーズ㊼]
【現代社会構造の新教科書】”進歩や科学”に見せかけたファシズムの兵器[反共産主義シリーズ㊽]
【現代社会構造の新教科書】愛国を叫ぶ売国奴たち――諜報機関に乗っ取られた西側民主主義国家[反共産主義シリーズ㊾]
【現代社会構造の新教科書】見えない檻に収監されるハッキングされた人類――エプスタイン階級の究極の支配技術[反共産主義シリーズ㊿]
【現代社会構造の新教科書】西側諸国🇺🇸🇪🇺🇯🇵の自国民ジェノサイドと言う不都合な未来[追加]
女性差別シリーズ
反共産主義シリーズの姉妹編の女性差別シリーズです。
反共産主義者による日本女性差別シリーズ(INDEXpage)
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伊丹万作「騙されることの責任」より
『あんなにも雑作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己のいっさいをゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。(中略)
「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でも騙されるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているに違いないのである。
一度だまされたら、二度とだまされまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない。現在の日本に必要な事は、まず国民全体がだまされたということの意味を本当に理解し、だまされるような脆弱な自分というものを解剖し、分析し、徹底的に自己を改造する努力を始めることである(後略)』
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